化石燃料依存国がボンの国連気候会議に影響、産油国の動きに批判も

ドイツ・ボンで開かれた国連の気候交渉は、途上国の気候変動適応を支える資金措置で合意できず、会期延長に追い込まれた。サウジアラビア、UAE、クウェートなどを含むアラブ・グループやインドは、科学的記述の強化や化石燃料からの移行に向けた議論に抵抗し、交渉の停滞要因になったと指摘されている。会合は1.5°C目標の実行に向けた具体化も進まず、短期的な世界のエネルギー政策引き締め観測を弱めた。これにより原油価格や上流の石油・ガス企業には下支えとなり得る一方、直ちに供給混乱や規制の急変を招いたわけではない。