S&P 500が大きく動かなかった背景にある要因の一つ
木曜日は株式市場が大きく動いてもおかしくない材料がそろったが、S&P 500は水曜日の終値とほぼ同じ水準で引けた。背景には、相場の上下動で収益が得られるオプションポジションを持つ機関投資家系のマーケットメーカーが値動き後に利益確定を進め、相場を一定のレンジにとどめる力学が働いた可能性がある。こうした状況はオプション市場で「ロング・ガンマ」と呼ばれる。6月30日の月次オプションの満期が火曜日に控えるなか、満期が近いアウト・オブ・ザ・マネーの取引が影響しやすい局面になっている。