米財務省、制裁回避に関与の"A7 Network"を制裁――ルーブル連動トークン"A7A5"を利用

AI マーケットサマリー
OFACはA7 Networkを制裁対象に指定し、ロシアおよびイランに関連する制裁回避と北朝鮮のサイバー犯罪を可能にするシャドー・バンキング・システムであると主張した。これには、ルーブル裏付けのA7A5トークンの利用や、イランのNobitex取引所との関係が含まれる。この措置は、暗号資産の決済レール全体にわたるコンプライアンスおよびカウンターパーティー・リスクに対する監視の強化を裏付けるものであり、流動性へのアクセスを引き締め、取引所や仲介業者によるデリスキングを増やし、パーミッションレスな決済トークンおよび関連する場に対するセンチメントに圧力をかける可能性が高い。
影響度
● 普通
影響を受ける資産
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▼ 弱気
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ME Newsによると、米財務省は10月2日(UTC+8)、"A7 Network"を制裁対象に指定した。米財務省外国資産管理局(OFAC)は同組織を重要な国際犯罪組織(significant transnational criminal organization)と認定し、資産凍結などの制裁を発動した。 A7 Networkはロシアに結び付く"影の銀行"型ネットワークで、イラン政権による制裁回避に利用されていたとされる。米金融犯罪取締ネットワーク(FinCEN)の調査では、2025年1月から2026年6月にかけて、A7 Network傘下のエージェントが世界規模で累計170億ドル超を処理したという。 同ネットワークは、イラン最大のデジタル資産取引所"Nobitex"とも関係がある。Nobitexは2026年6月2日にOFACの制裁リストへ追加されている。さらにA7 Networkは、暗号資産取引所を標的とした北朝鮮のサイバー攻撃や、その他の不正アクターの活動も支援したとされる。 制裁回避で中心的に使われたとされるのが、ルーブル連動型暗号資産"A7A5"だ。A7A5は"Old Vector LLC"が発行したトークンで、同社は2025年8月14日にOFACの制裁対象となっている。A7A5はA7 Networkの一部とされ、同ネットワークは加盟者の国際取引や制裁回避を支援する目的でこのトークンを設計。流通を通じて、制裁対象となったインフラ提供者が収益を得られる構造になっていたという。(出所:Foresight News)