米国の現物ビットコインETF、FRB利上げ観測で週間純流出4.627億ドル

AI マーケットサマリー
米国の現物ビットコインETFは、約4億6,270万ドルの純流出(9月8日~11日)となり、前週の力強い資金流入から反転した。市場では、25bpのFRB利上げ確率が約87%と織り込まれている。最大の単日償還は9月10日に発生し、ARKBが主導したほか、GBTC、IBIT、FBTCからも資金流出がみられた。金利および利回り見通しの上昇が金融環境を引き締め、BTCに対するリスク選好を圧迫している。
影響度
● 高い
影響を受ける資産
BTC/USDT+0.73%
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▼ 弱気
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米国の現物ビットコインETFは9月8日〜11日にかけて純流出が約4億6,270万ドルに達し、ここ数カ月で最も弱い週となった。前週は純流入が約9億8,700万ドルと資金流入が大きく、9月3日には単日で約7億3,090万ドルが流入していただけに、今回の反転が際立つ。 背景には金融政策を巡る警戒感がある。市場では9月16日のFOMCで25ベーシスポイント(0.25%)の利上げが実施される確率を約87%と織り込み、機関投資家がリスク資産へのエクスポージャーを落としたとみられる。 資金流出が最も大きかったのは9月10日で、単日で約2億8,260万ドルが流出。ARK 21SharesのARKBが約1億6,430万ドルと流出の中心となり、グレースケールのGBTC、ブラックロックのIBIT、フィデリティのFBTCでも目立った解約が確認された。ビットコイン価格も投資家心理を映し、同期間に約77,362ドルから約76,816ドルへと下落した。 利上げ観測が強まる局面では、ドル高や国債利回りの上昇を通じて、利息を生まないビットコインの保有コストが相対的に高まりやすい。実際、期待の高まりと歩調を合わせるように米国債利回りも上昇し、幅広いリスク資産に圧力をかけている。 もっとも、中長期の資金フローは堅調だ。2024年1月の上場以来、累計の純流入は550億ドルを超える。カテゴリ全体の運用資産残高(AUM)は集計元によって約970億ドル〜1,480億ドルと幅があるが、今回の週間純流出4.62億ドルは保守的なAUM見積もりでも1%未満にとどまる。