米国のビットコイン現物ETF、3週間で380億ドル流入 2026年最大の資金流入局面に
AI マーケットサマリー
米国上場の現物ビットコインETFは、2026年で最も強い3週間の推移となり、純流入は38億ドル、直近週では9億8,690万ドルが加わり、ETFの総資産は約1,010億ドルに達した。資金フローはブラックロックのIBITとフィデリティのFBTCに集中しており、年初の流出後に機関投資家需要が再び高まっていることを示唆する。対照的に、現物イーサおよびXRPのETFへの週間流入は急減しており、短期的にはBTCへの配分ローテーションが起きていることを示している。
影響度
● 高い
影響を受ける資産
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米国上場のビットコイン現物ETF(上場投資信託)への資金流入が、夏場の需要回復を受けて加速し、2026年で最も強い3週間となった。ビットコインが8万ドル近辺で推移する局面と重なり、週次の流入額は週末にかけて勢いを増した。
SoSoValueによると、金曜日で終わる週の純流入は9億8690万ドル。直近3週間の累計純流入は38億ドルに達した。ETF群の総純資産は金曜日時点で1013億ドルで、前日には一時1033億ドルまで増加していた。設定来の累計純流入は556億ドル。
週内の動きでは、金曜日の純流入が1億7460万ドルと、前日の急増(約7億3100万ドル)から大きく鈍化した。Farside Investorsのデータでは、BlackRockのiShares Bitcoin Trust(IBIT)が金曜日に1億1740万ドルを集め、当日の流入の約67%を占めた。ほかに純流入を記録したのはFidelityのWise Origin Bitcoin Fund(FBTC)のみで、5720万ドル。その他の米国ビットコイン現物ETFは当日、資金の純増減がみられなかった。
市場全体では改善が進む一方、年初来の資金フローはなお約10億ドルのマイナスとされ、2026年前半の流出の影響が残る。ETFの回復は進んでいるものの、累計の資金流出を完全に取り戻した段階には至っていない。
価格面では、金曜日にビットコインが約8万1200ドルから一時7万9000ドルを割り込む場面があった。CoinGeckoによれば、記事掲載時点のビットコイン価格は7万9716ドルで、過去7日間では約2.6%上昇している。
一方、資金の向きはビットコインに偏り、他の暗号資産ETFは減速が目立った。SoSoValueの集計では、ビットコイン現物ETFの流入は前週比で約7%増えたのに対し、米国のイーサリアム現物ETFとXRP ETFの資金フローは週次でそれぞれ約74%、約83%減少。イーサリアム現物ETFの週次流入は8億2440万ドルから2億1840万ドルに低下し、XRPは1億1050万ドルから1900万ドルへ落ち込んだ。
ただし年初来では、イーサリアム現物ETFが約8億6300万ドル、XRP ETFが約5億1500万ドルの純流入を維持している。機関投資家の配分が変化する局面でも、資金移動が資産横並びで起きるとは限らず、銘柄ごとに濃淡が出る点を示す動きといえる。
今後の焦点は、今回の3週間の流入が一過性に終わらず継続するか、そして流入がIBITとFBTCに集中したままなのかに移る。金曜日に流入が減速したことから、日次の変動にも注意が必要だ。加えて、イーサリアムとXRPのETFが直近の週次減少から持ち直すのか、弱含みが続くのかも投資家の関心を集める。
本稿はCrypto Breaking News掲載の"Bitcoin Spot ETF Inflows Reach $3.8B in Peak ThreeWeek Run of 2026"を基に再構成した。