ビットコイン現物ETF、資金流出が4.85億ドルに拡大 BTCは8.2万ドル付近へ下落

AI マーケットサマリー
米国の現物ビットコインETFは純流出が4億8,490万ドルとなり、IBIT、FBTC、ARKBが償還の主導役となった一方で、流入を計上したETFはなく、機関投資家需要が急速にリスクオフへ転じたことを示した。この動きは、米国債利回りの上昇、ドル高、そしてインフレリスクと追加引き締めの可能性を強調するタカ派的なFOMC議事要旨と同時に起きた。ETFからの資金流出が持続すれば、BTC現物市場におけるセンチメントと流動性に圧力をかけ得る。
影響度
● 高い
影響を受ける資産
BTC/USDT-1.12%
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▼ 弱気
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米国のビットコイン現物ETFは水曜日、純流出額が4億8,490万ドルに達した。2営業日続いた資金流入の流れが反転した格好だ。Farside Investorsによると、流出を主導したのはブラックロックのiShares Bitcoin Trust(IBIT)で、1日で2億770万ドルが流出。フィデリティのWise Origin Bitcoin Fund(FBTC)も1億510万ドルの流出となった。ARK 21Shares(ARKB)は1億170万ドルの償還が発生し、Bitwise(BITB)は2,780万ドル、グレースケール(GBTC)は3,930万ドル、VanEck(HODL)は330万ドルの流出をそれぞれ記録した。12本のビットコインETFはいずれもプラスの資金フローを確保できず、投資家心理の変化を映す結果となった。 週初は比較的堅調だった。10月5日(月)は約8,990万ドルの流出だったものの、火曜日には1億1,880万ドルの流入に転じていた。水曜日の4億8,490万ドルの流出は、こうした増加分を大きく上回り、週間の流れを押し戻した。ETFの資金フローが直ちに現物市場での売りに直結するとは限らないが、流出が続けばビットコイン需要を弱め、市場心理の重荷になりやすい。 価格面でも売り圧力が強まった。過去24時間でビットコインは約1.8%下落し、水曜日の取引ではおよそ8万5,550ドルから8万3,300ドルへ下げ、その後の木曜早朝には8万2,700ドル付近まで水準を切り下げた。米国債利回りの上昇、ドル高、米連邦準備制度理事会(FRB)の金利見通しを巡る懸念が重なった。FRBの9月会合議事要旨では、政策担当者がインフレを警戒していることが示され、多くの当局者が2026年末までに追加利上げの可能性を見込んでいるとされた。 足元のサポートは8万2,000〜8万3,000ドルに位置する。このレンジを明確に割り込めば売り圧力が一段と強まる恐れがある。反対に8万6,500〜8万7,000ドル方向へ戻せれば、買い方が主導権を取り戻しつつあるサインとなる。