米国の現物ビットコインETF、約2年ぶり最大の買い越しで1万1,500BTCを吸収
AI マーケットサマリー
米国の現物ビットコインETFは純流入が約9億9,900万ドルとなり、約11,530 BTCを吸収した。これは2024年以降で最大の1日当たりのBTC取り込みであり、BTCが86,000ドルを上回った局面で起きた。IBIT/ARKB/FBTCへの流入集中は、機関投資家/アロケーター需要の再燃と、年初来の流出からの反転の可能性を示唆する。ただし、ETFの取引高は比較的通常水準であり、フロー報告のタイムラグも時点の帰属を難しくしているため、現物需要の持続性を見極めるうえで今後の開示が重要となる。
影響度
● 高い
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米国の現物ビットコインETF(上場投資信託)に資金が集中している。ビットコイン(BTC)が86,000ドルを上抜けた局面で、ETFへの資金流入は約10億ドルに達し、2026年で最大の流入日となった。
SoSoValueのデータによると、9月21日の純流入額は9億9,900万ドル。日次としては、約12億ドルを集めた2025年10月6日以来の高水準となる。BTC建てで見ると動きはさらに鮮明で、ETFは約11,530BTCを純流入として取り込んだ。これは約12,560BTCを積み増した2024年11月11日以来、最大の1日当たり増加だ。
今回の買いは、BTCが86,000ドルを突破し、一時87,000ドル台まで上昇した局面と重なった。87,000ドル超えは1月以来の水準となる。
資金流入の内訳では、ブラックロックのiShares Bitcoin Trust(IBIT)が3億8,140万ドルで首位。続いてARK 21Shares Bitcoin ETF(ARKB)が2億8,910万ドル、フィデリティのWise Origin Bitcoin Fund(FBTC)が2億3,880万ドルだった。3本合計で9億900万ドル超を占め、ブルームバーグ・インテリジェンスのETFアナリスト、エリック・バルチュナス氏は、上位6商品のそれぞれが流入に寄与したと述べた。IBITの3億8,100万ドル流入は同商品の過去4番目の大きさになるという。
バルチュナス氏は、直近の設定(クリエーション)が不均一に発生している点を前向きな兆候と評価。単一の大型モデルや機関による一括配分よりも、投資家の分散した参加を反映しやすいと指摘した。
一方、設定規模に比べて流通市場での売買は盛り上がっていない。ブルームバーグ・インテリジェンスのETFアナリスト、ジェームズ・セイファート氏によれば、最新セッションの米国現物ビットコインETFの売買代金は約45億ドルで、金曜日の約46億ドルをわずかに下回った。BTCの急伸と報告された資金流入の大きさを踏まえると、出来高は平常に近い水準だった。
また、ETFのフローは時差で公表されるため、月曜日の約10億ドル流入の多くは金曜日の取引や設定活動を反映している可能性があるとバルチュナス氏は説明する。BTCが86,000ドルを勢いよく上抜けた後の投資家の反応は、次の開示の方がより鮮明になる見込みで、同氏は「今夜の数字に注目」と述べた。
次回セッションの重要性は増している。月曜日の上昇が新たな設定の波を生んでいれば、ETFは年初に相場の重荷となった資金流出からの反転を一段と強め、BTCが90,000ドルに近づく局面で現物需要の持続的な押し上げ要因となり得る。
本記事はCryptoSlate掲載「Bitcoin ETFs just absorbed 11,500 BTC in their biggest buying day in nearly two years」を基に作成した。