米8月CPIは前月比0.4%上昇、FRB利上げ観測が一段と強まる
【BlockBeats】米労働省労働統計局(BLS)が9月11日に公表した8月の消費者物価指数(CPI)は、前月比0.4%上昇した。7月の0.1%上昇から伸びが加速。ガソリン価格が2カ月連続の下落から反転したことが押し上げ要因となり、市場では米連邦準備制度理事会(FRB)が来週利上げに踏み切るとの見方が強まっている。
前年同月比は3.4%上昇と、7月と同水準。食品・エネルギーを除くコアCPI(季節調整済み)は前月比0.3%上昇し、市場予想の0.2%を上回った。
前日には8月の生産者物価指数(PPI)が上振れたことも判明。個人消費支出(PCE)物価指数の算出に用いられる複数の主要項目で伸びが目立った。先週の8月雇用統計が堅調だったこととあわせ、来週の利上げ観測を後押ししている。
8月CPIの発表後、市場では来週のFRB利上げ確率を約90%と見積もる動きが広がった。エコノミストの一部は、米国の主要貿易相手国の一つであるカナダに新たに課された輸入関税の影響で、物価上昇圧力が続く可能性があるとみている。
ガソリンや食料品を中心とする物価高への不満は強く、トランプ氏の支持率は急落。11月の中間選挙で共和党が連邦議会の主導権を失うリスクも意識されている。
パウエルFRB議長は先月、インフレ率が2%目標へ戻るとの十分な確信が得られない場合、FRBにはまだ"やるべき仕事がある"との認識を示していた。