米国のビットコイン現物ETF、10日連続流出が反転 1日で2億2,170万ドルの資金流入

AI マーケットサマリー
米国の現物ビットコインETFは、純流入が2億2,170万ドルとなり、10日間続いた流出(約27億ドル)に終止符を打った。これは、BTCの下落後に機関投資家の需要が再び強まったことを示唆している。この反転は、米雇用統計の弱さと、FRBの引き締め期待の軟化と重なり、ドルに下押し圧力がかかる一方で、リスク選好が改善した。BTCは週次安値から急反発し、現物イーサリアムETFも小幅な流入を記録して、暗号資産市場全体のセンチメントを後押しした。
影響度
● 高い
影響を受ける資産
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CoinDeskによると、米国のビットコイン現物ETFは資金フローが反転し、1日で純流入が2億2,170万ドルに達した。純流出が10営業日連続で続いていた状況に終止符を打った格好だ。SoSoValueのデータでは、同日の純流入は過去2カ月で最大。直近10営業日の累計では、約27億ドルがこれらの商品から流出していた。 ビットコイン(BTC)は米経済指標の弱さを背景に、追加利上げへの警戒が後退。週初に一時5万8,000ドルを割り込んだ後、6万1,000ドル台へ切り返し、直近は6万2,500ドル近辺まで上昇した。週の安値からの戻りは約7.7%となる。価格下落局面を経て、現物型商品に資金が一部戻ったことを示唆している。 センチメント改善の材料となったのは雇用指標の下振れだ。米労働省の発表では、6月の非農業部門雇用者数は前月比5万7,000人増にとどまり、市場予想(約11万人増)を大きく下回った。加えて、記事で触れられた米連邦準備制度理事会(FRB)の発言はインフレ圧力の緩和を示すものとして受け止められ、追加利上げ観測が後退。米ドル安も重なり、リスク資産への見方が持ち直した。 この流れはイーサリアム(ETH)の現物ETFにも波及している。米国の現物イーサリアムETFは水曜に1,490万ドル、木曜に2,910万ドルの純流入を記録した。 市場では7月の季節性も改めて話題になっている。X上でアナリストのCyclopは、CoinGlassの月次リターンデータを引用し、過去の弱気局面では7月にビットコインが20%超の上昇を記録した例があると指摘。別のアナリストArdiは、足元の調整局面が終盤に差しかかっている可能性を挙げた。一方、記事は、木曜のETF資金流入の直接的な引き金は季節性よりも、最新の米経済指標と金利見通しの変化だったとしている。