米CPI発表控え、9月利上げ確率は5割──スワップ市場が織り込む
火星財経によると、8月12日時点のスワップ市場の取引動向から、トレーダーは米連邦準備制度理事会(FRB)が9月に25bp(0.25%)利上げする確率を約50%と見積もっている。7月の米非農業部門雇用者数(NFP)が予想外に弱かったことを受け、ウォール街の織り込みは9月の25bp利上げの有無でほぼ拮抗し、50:50の状態となった。
ウォー氏の指揮下でFRBはフォワードガイダンスを大幅に縮小しており、市場は政策の方向性を見極めるうえでハードデータへの依存度を高めている。7月の米CPIの影響は非対称的で、インフレ指標が小幅にとどまれば利上げ観測は一段と後退する一方、上振れすれば9月の25bp利上げがベースシナリオとして短期間で復活し得る。
"世界の資産価格のアンカー"とされる米10年国債利回りについては、債券市場のリスク・リワードが、7月CPIの落ち着きによる利回り急低下の織り込みへと明確に傾いている。背景には、マクロ指標とCTAによる債券ポジションの相乗効果があるという。(智通財経)