MSTR株、2026年に6.8%下落 第3四半期営業利益は209億ドル
マイケル・セイラー氏率いるストラテジー(Strategy、旧マイクロストラテジー)が2026年第3四半期決算を発表した。ビットコイン(BTC)を大量保有する上場企業として最大級の同社は、同期の営業利益が209億1,000万ドルだったと報告した。前年同期は38億9,000万ドル。原動力は保有ビットコインの価値上昇で、この期間に約143億3,000万ドルのBTCを取得した。最高財務責任者(CFO)のアンドリュー・カン氏は「第3四半期の営業利益210億ドルはストラテジー史上最大」とコメントした。
執筆時点の保有量は約84万8,517BTC、評価額は664億8,000万ドル。年初来の保有増加率は26%。MSTR株は直前取引日比2.44%安の141.62ドル。年初来では6.80%下落している。BTCイールドは年初来マイナス3.7%。株式希薄化が1株当たりのBTC蓄積を上回り、既存株主の1株当たりBTCエクスポージャーは増えなかった形だ。
第3四半期売上高は前年同期比3%減の1億2,540万ドル(前年同期1億2,870万ドル)。2026年入り後、優先株STRCを約20億4,000万ドル分買い戻した。平均買い戻し価格は額面100ドルに対し97.39ドル。STRCは10月30日時点で99.92ドルまで上昇し、目標の100ドルに接近した。
資金調達面では、2026年に資本市場を通じて約212億3,000万ドルを調達。主に株式発行による。第3四半期のMSTR株売却による純収入は約54億1,000万ドル。年初来では約4億3,180万ドル分のBTCを売却し、優先株配当とSTRC買い戻しに充てた。
ストラテジーは世界最大級の企業向けBTC保有者として地位を強める半面、業績はBTC価格に大きく左右される。MSTRが2025年第3四半期に一時付けた400ドル台を、なお上回れずにいる主因だ。決算発表の時期と重なり、BTCは2026年第3四半期に約5万8,000ドルから8万3,000ドルへ上昇。執筆時点では7万8,501.71ドルで、過去24時間に1.9%下落している。