ビットコイン大口、10日間で4万1,025BTCを積み増し 米現物ETFには週24億ドル流入
AI マーケットサマリー
オンチェーンデータによると、大口ビットコイン保有者のコホート(10&10,000 BTC)が10日間で約41,025 BTCを追加した一方、0.01 BTC未満のウォレットは概ね横ばいであり、より大きなプレイヤーに需要が集中していることを示している。並行して、米国のスポット・ビットコインETFは先週24億ドルの資金流入(2025年10月以来の強さ)を記録し、IBITが主要な貢献者となり、企業の財務部門も購入を継続した。これらを総合すると、保ち合い局面にもかかわらず、短期的なリスク選好を下支えしている。
影響度
● 高い
影響を受ける資産
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要点:ビットコイン(BTC)の大口保有層が買い増しに戻った。10日間で合計4万1,025BTCを追加した一方、少額の個人(リテール)ウォレットの動きは限定的。BTCが8万7,400ドルを上回った局面の後に起きた変化で、機関投資家需要も継続している。米国の現物ビットコインETFには先週24億ドルが流入し、企業の財務部門によるBTC購入も続いた。
足元の価格は、BTCが8万7,400ドル超まで上昇した後に8万3,000ドル近辺へ押し、現在は8万5,000ドル台を回復。四半期で大きく上げた後の持ち合いが続き、レンジはややタイトになっている。オンチェーン指標からは、価格を追いかけるというより、調整局面を利用してエクスポージャーを積み直す大口の姿が示唆される。
大口は4.1万BTCを上積み、少額層は横ばい
Santimentによると、10~1万BTCを保有するウォレットは直近10日間で4万1,025BTCを買い増し、合計残高は1,364万BTCに達した。供給全体に占める比率は約67.93%。一方、0.01BTC未満のウォレットは同期間で大きな変化が見られなかった。
同データは個別保有者を特定するものではなく、取引所やカストディの構造によってウォレット集計が影響を受ける可能性はある。それでも、大口と小口の動きの乖離は需要の温度感を測る材料として注目される。
この流れに先立ち、100~1,000BTCの保有層も7月15日から9月23日にかけて11万3,950BTCを追加し、当該層の残高は約524万BTCとなっていた。
ETF資金流入が下支え、企業も買い継続
別の需要指標となるETFフローも強い。米国の現物ビットコインETFは9月25日終了週に24億ドルの資金流入を記録し、週次では2025年10月以来の高水準となった。これにより2026年の累計フローは再びプラス圏へ。ブラックロックのIBITが週合計の約12億ドルを占めた。7営業日連続の流入は合計で約30億ドルに達した。
企業の財務による購入も需要を補強している。Strategyは平均取得価格8万5,681ドルで約1億4,270万ドル相当の1,665BTCを購入し、保有量を84万7,666BTCへ拡大。Striveも9,450万ドルで1,107BTCを取得し、保有残高は2万7,462BTCとなった。
投機的なリテール需要に依存せず、ETFと企業購入など複数チャネルから買いが入っている点が特徴だ。市場の焦点は、大口の買い増しが続くか、そしてETF流入がプラス基調を維持できるかにある。大口の積み上げと小口の停滞が続けば、調整局面で長期保有者がポジションを構築している可能性があり、コインが長期保管に移れば流通供給が絞られるシナリオも意識される。