豪RBA、政策金利4.6%に引き上げ 2011年以来の高水準
AI マーケットサマリー
RBA's 25bp利上げによる政策金利4.6%(2011年以来の高水準)と、明確な引き締めバイアスは、依然として高止まりする基調インフレの中で、金融環境の引き締めを強化している。世界的なエネルギー価格の上昇と、AI主導のテクノロジー製品インフレへの強調は、政策金利の上振れリスクを高める一方、GDP成長の鈍化と住宅市場の軟化が、景気後退リスクに関する緊張を生んでいる。市場は短期の予想を再調整し、金利ボラティリティを押し上げ、今後発表されるインフレ指標に対するAUDの感応度を高める可能性が高い。
影響度
● 高い
影響を受ける資産
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オーストラリア準備銀行(RBA)は政策金利(キャッシュレート)を25bp引き上げ、4.6%とした。2011年以来の高水準。9人で構成する理事会は2026年に入って4回目の利上げを全会一致で決めた。RBAは、インフレ率を目標に持続的に回帰させるため必要と判断すれば、追加利上げも辞さない姿勢を示した。
RBAは、世界のエネルギー価格が8月時点の予測で想定していた水準を大きく上回っていると説明。AI関連需要の拡大がテクノロジー財の国際価格を押し上げているとも指摘した。燃料高は他の財・サービスにも一部波及しているという。
豪統計局(ABS)によると、燃料価格が1カ月で32.8%上昇した後、3月の総合インフレ率は4.6%に達した。4月に燃料物品税が半減され、その効果もあって7月には3.5%まで鈍化。一方、基調インフレの指標であるトリム平均は3月の3.3%から7月に3.6%へ上昇し、5月以降は3.6%で横ばいとなっている。RBAの目標レンジ(2%〜3%)を上回る状態が続く。
主要中銀の動きでは、米連邦準備制度理事会(FRB)が9月16日に政策金利の誘導目標レンジを25bp引き上げ、3.75%〜4%とした。利上げは2023年以来。欧州中央銀行(ECB)は数日前に預金金利を2.5%へ引き上げた。日銀は9月18日に政策金利を1.25%に引き上げ、1995年以来の高水準となった。英イングランド銀行(BoE)は9月17日に政策金利を3.75%で据え置いたが、9人中3人が利上げを主張した。
国内景気では、豪GDP成長率が6月期までの1年間で2.1%となり、3月期の2.5%から減速。RBAは主要都市の多くで住宅価格が下落していると述べた。ブルームバーグによれば、8月の失業率は4.6%に上昇した。
金利スワップ市場では、11月の追加利上げ確率が56%と織り込まれ、決定前の約50%から上昇した。ABSは水曜日に8月のインフレ指標を公表する予定。9月分(四半期統計を含む)は10月28日に公表予定で、RBAの11月会合前の重要指標となる。