Polymarket、セキュリティ事故の資金返還でユーザーに同意書署名を要求

10月30日、XユーザーのdaN'SKi氏(@TheNotoriousSKi)が投稿し、予測市場プラットフォームのPolymarketが、いわゆるセキュリティ事故で影響を受けたユーザーに対し、資金返還の前提として個人識別情報の開示と法的拘束力のある契約への署名を求めていることを明らかにした。投稿は、影響を受けた全ユーザーに全額補償するとしたプラットフォーム側の従来の説明と矛盾すると指摘し、その合法性にも疑問を投げかけている。投稿には、和解・免責合意書のサンプルとされる文書のスクリーンショットが複数添えられている。 Polymarketは10月29日、Xへの投稿で、国際プラットフォーム「Polymarket.com」の第三者サービスプロバイダーが侵害を受けたと説明。問題はすでに特定・解決済みで、事案は関係する法執行機関に引き渡したとし、影響ユーザーには全額補償するとしていた。同プラットフォームは取引を一時停止した後、サービス全面復旧を発表し、影響を受けた全トレーダーへの全額返金を約束している。 CNBCによると、PolymarketはDiscord上で、1万ドル未満の損失は10月30日までに復旧させる一方、それを超える損失を抱えたユーザーには補償の条件として免責同意書への署名を求める方針を伝えた。CNBCがBetting IntelligenceとPolysightsのデータ分析を引用して報じたところでは、同日、1つのアカウントが710のウォレットから少なくとも270万ドルを引き出した。 事情に詳しい関係者によると、侵害はウェブサイトのパフォーマンス監視サービス「DebugBear」から発生したもので、Polymarketは英国の法執行機関に事案を通報した。米国向けプラットフォームは今回の事案の影響を受けていない。Polymarketは今年6月にも第三者ベンダーの侵害を報告し、影響ユーザーへの返金を約束していた。