MANTRA、Cosmos EVMモジュールの不具合でチェーン停止 トークンは過去最安値を更新
AI マーケットサマリー
MANTRAは、Cosmos EVMモジュールでのインシデントを受けてチェーンを停止し、協調的な再起動に先立ってパッチ適用済みのv8.4.0リリースをテストする間、取引、ステーキング、ならびに取引所の入出金(オン/オフランプ)を凍結した。チームは影響を受けたのは2つのウォレットのみで、ユーザー資金の不正流用はなかったとしているものの、停止とセキュリティを巡る状況を受けてトークンは新たな史上最安値を付け、運用およびガバナンス上のリスクの高まりが浮き彫りになった。
影響度
● 普通
影響を受ける資産
MANTRA/USDT-3.65%
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▼ 弱気
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MANTRAはCosmos EVMモジュールに関連するインシデントを受け、ブロックチェーンを停止した。8月21日、ネイティブトークンは過去最安値を記録。チームによると影響を受けたのは2つのウォレットアドレスで、ユーザー資金の流出は確認されていない。パッチ適用版の検証を進め、問題がなければ本日中のネットワーク再開を視野に入れる。
当初、MANTRAは調査のため予防措置としてチェーンを停止し、エンドポイントとトランザクションを全面凍結したと説明。MANTRA Chainへの入出金も一時的に影響を受けた。その後の更新では、開発陣が対策の準備とテストを進める間、停止状態が継続するとし、送金・移転・ステーキングは利用できない一方、停止そのものによってユーザー資金が毀損することはないとした。
チームは原因を特定し、事象はCosmos EVMモジュールに限定され、封じ込めまでに2つのウォレットアドレスが影響を受けたと説明した。ユーザー資金の不正流出はないとの見解を改めて示し、再起動プロセスに入る前にネットワーク全体のスナップショットを取得したとも述べた。
修正版のv8.4.0は脆弱性に対処する内容で、DuKongテストネット上で検証中。テストが問題なく完了すれば、同日中にメインネットの協調アップグレードと再起動を実施する計画だ。バリデーターには、再開が告知されるまでメインネットノードをオフラインにしておくよう通知している。
トークンは、今年3月に1:4の非希薄化リデノミネーションとティッカー変更を完了し、従来のOMからMANTRAへ移行した。保有者は旧OM 1枚につきMANTRA 4枚を受け取り、転換時点の総価値は変わらない設計とされる。
チェーン停止を受け、価格は約0.0050ドルから0.0041ドルへと18%超下落し、過去最安値を更新。その後は0.0046ドル近辺まで戻したものの、3月4日に付けた過去最高値0.02627ドルからは約82%低い水準にとどまる。
OMを巡っては、2025年4月14日に1時間足らずで6ドル超から1ドル未満へ急落し、時価総額の約90%が失われた経緯がある。清算額は7,000万ドル超に達した。当時、CEOのJohn Patrick Mullin氏は、中央集権型取引所による"reckless forced closures"(無謀な強制クローズ)が原因だと主張した。
その影響は2026年1月にも及び、MANTRAは複数チームで人員削減を実施。2024年から2025年初にかけての急拡大でコスト構造が膨らみ、市況の悪化とトークン急落の余波で負担が重くなったとしている。Mullin氏は2025年4月の急落後、OMトークン3億枚のバーンを約束し、同月中に完了した。
MANTRAは今回の件について、後日詳細な検証報告(ポストモーテム)を公表するとしている。現時点ではパッチ適用版のテストが続いており、チェーンは停止したまま。利用者が得られる情報はチームの更新内容に限られている。