米・イラン情勢:米軍の対イラン攻撃停止示唆で協議継続に余地、紅海・ホルムズの緊張は拡大
米国とイランの空爆は一時停止の局面に入ったものの、地政学リスクの波及が強まっている。フーシ派は紅海でサウジのタンカーを攻撃し、バブ・エル・マンデブ海峡の封鎖を示唆。ホルムズ海峡では週末の商船通航が10隻未満に急減し、開戦前の日平均100隻超から大きく落ち込んだ。サウジのジザン製油所も攻撃を受けた可能性がある。
市場では供給不安が意識され、国際原油指標のブレントとWTIはいずれも1日で6%超下落。主要エネルギー回廊が実質的に妨げられていることを映した。米国株の主要3指数先物は上昇したが、原油供給リスクは戦術的な停戦期待から、構造的な途絶懸念へと性質を変えつつある。