Harmony Protocol、不正に2.385兆ONE発行されネットワークを8月11日時点へロールバック

AI マーケットサマリー
Harmonyは、不正なONEが2.385Tミントされたエクスプロイトを受け、供給が大幅に水増しされ、偽造トークンが取引所へ移動する中で価格が急落したことを受けて、8月11日までの完全なネットワークロールバックを実行する。緊急パッチ、ブリッジ停止、追跡、取引所/法執行機関との連携により追加的な被害を抑えられる可能性はあるが、ロールバックは大きなブロック範囲を無効化し、ユーザー取引やバリデーターの運用を混乱させ得るため、短期的な不確実性とレピュテーションリスクが加わる。
影響度
● 高い
影響を受ける資産
ONE/USDT-2.38%
AI インサイト · ONE/USDTAI インサイト
▼ 弱気
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Harmony Protocolは8月17日、8月12日に発生したセキュリティ侵害を受け、ネットワーク状態を8月11日時点まで巻き戻す全面ロールバックを実施すると発表した。攻撃者が検証ロジックの脆弱性を突き、ONEトークンを不正に大量発行したことを受けた措置となる。 チームの技術更新によると、Shard 0はブロック高92,730,034、Shard 1はブロック高94,978,278まで戻し、ブロックチェーンの状態を初期侵害前の2026年8月11日23:25:37(UTC)に復元する。 問題の発端は8月12日。攻撃者がクロスシャードのレシート検証とクオーラム検証コードの弱点を悪用し、トークンを偽造した。当初は不正発行が40億ONEと見積もられていたが、その後のオンチェーン分析で、単一ウォレットが106秒の間に「1回あたり50億ONE」の不正送金を534回試行していたことが判明。うち477件が成功し、結果として2.385兆ONEが不正に生成・移転された。 想定外の供給急増はONE価格を直撃し、偽造トークンが暗号資産取引所へ急速に送られる中で、価格は30%超下落した。 Harmony側は追加の不正発行を防ぐため、緊急パッチ「Mainnet v2026.1.1」を投入。クロスチェーン・ブリッジ関連サービスを停止し、取引所に対して攻撃に関連するウォレットアドレスの凍結を要請した。 プロジェクトチームは発表の中で、限定的なトークンバーン、特定アドレス群のブラックリスト化、取引の選択的リプレイ、トークン移行など複数案を検討したと説明。無関係な資金への影響や、チェーン状態の恒久的な不整合リスクを回避するには、固定ウィンドウでのロールバックが唯一の現実的な解決策だと結論づけた。 また、独立系セキュリティ企業の支援により、偽造トークンのフローの99.9%以上を追跡できているとし、法執行機関、ブリッジ提供事業者、提携取引所が回復対応で連携しているとした。 ロールバック手順では、ネットワークのバリデーターが対象チェックポイントのブロックから置き換えデータベースを採用し、そこから新たなブロック生成を再開する。Harmonyは2022年にもハッキング被害を受けた経緯がある。今回の対応により、ロールバック地点からネットワーク停止までにShard 0で生成された141,628連続ブロック(一般ユーザー取引109,126件、ステーキング取引315件を含む)は恒久的に破棄されるという。