ドイツ、2027年以降取得分の暗号資産利益に一律25%課税案 "1年保有で非課税"の優遇終了へ

AI マーケットサマリー
ドイツの財務省は、2027年1月1日以降に購入した資産について、暗号資産の1年保有による非課税措置を終了することを提案しており、利益を一律25%の税率を適用する資本所得課税へ移行し、2028年からは取引所による源泉徴収が行われる可能性がある。まだ法律ではないものの、税引き後の摩擦の増加と、より強い報告義務(DAC8)の見通しは、短期的に国内需要の逆風となり、暗号資産全体のセンチメントにも小幅に重しとなり得る。
影響度
● 普通
影響を受ける資産
BTC/USDT-1.73%
AI インサイト · BTC/USDTAI インサイト
▼ 弱気
今すぐ取引
⚠️ AI によって生成されたインサイトはニュースコンテンツに基づくものであり、情報提供のみを目的としています。投資助言を構成するものではなく、BingX の見解を示すものでもありません。投資にはリスクが伴います。責任ある取引を心がけてください。
ドイツが暗号資産(仮想通貨)の税制を大きく見直す方向だ。財務省は、2027年1月1日以降に取得したビットコイン(Bitcoin)やイーサ(Ether)などの暗号資産の売却益を、保有期間にかかわらず資本所得課税の枠組みへ組み入れ、一律25%の課税(源泉徴収を想定)とする案を検討している。現行制度の柱となってきた"保有1年超で非課税"の扱いは、新規取得分では終了する可能性がある。 財務省の想定では、制度変更により税収は2028年に約1億6,000万ユーロ、2031年頃には年間約3億5,000万ユーロへ増加する見込み。もっとも、最終的な立法内容や課税対象となる取引量、実務面の運用次第で変動する。 ■ 2027年取得分から資本所得課税へ 報道によれば、9月9日付の暗号資産関連規制の枠組みで、暗号資産の譲渡益を現行の"私的売買(Privatesale)"の扱いから、株式などと同様の資本所得課税へ移す狙いが示されている。現行では、個人が暗号資産を1年超保有して売却した場合、原則として所得税がかからない。一方、1年以内の売却益は課税対象となり、課税所得に応じて個人所得税率が適用され得る。 新案では、2026年12月31日までに取得した保有分は現行の取り扱いを維持し、2027年以降の取得分から新制度を適用する設計が想定されている。 ■ 取引所などによる源泉徴収は2028年開始案 徴収方法も変更される見通しだ。草案では、暗号資産サービス事業者が2028年1月1日から税金を自動的に源泉徴収できるようにする案が盛り込まれている。導入を1年遅らせることで、プラットフォーム側に技術対応の時間を確保させる狙いとされる。なお、2027年中に対象暗号資産を購入した投資家は、新たな課税枠組みの対象となる。 ドイツは暗号資産関連の税務透明性も強化している。EUのDAC8枠組みの実装により、暗号資産取引に関する報告義務が拡充されており、今回の25%課税案とは別制度ながら、デジタル資産の税務 प्रशासनを下支えする。 ■ 法制化には閣議・議会承認が必要 もっとも、この提案は現時点で法律として成立していない。連邦政府内の調整段階にあり、内容が変更される可能性がある。今後、内閣承認に加え、議会での審議と採決を経る必要がある。 過去にも"1年非課税"の撤廃は議論されてきた。5月には緑の党(Green)の議員側が、保有期間を廃止し暗号資産売却益を個人所得税率で課税する提案を行ったとされ、連邦議会(Bundestag)も政府が暗号資産利益への課税強化を準備していることを確認していた。ラース・クリングバイル(Lars Klingbeil)財務相の下で、政府としての別案検討も続いている。 ドイツの2027年連邦予算の枠組みには、暗号資産課税の立法方針が明記されており、今回の案は"2027年から25%"、"2028年から自動源泉徴収"という具体像を示した形だ。 本記事は情報提供を目的としたもので、税務・法務・金融・投資助言ではない。課税関係は個別事情により異なるため、読者は資格を有する専門家に相談されたい。