フランス当局、賭博法違反を理由にPolymarketを遮断
AI マーケットサマリー
フランスの賭博規制当局は、無許可の賭博行為および相場操縦とインサイダー取引のリスクを理由に、ISPsに対しポリマーケット(Polymarket)を全国的にブロックするよう命じた。この措置は、以前の調査を拡大するものであり、決済禁止や閲覧専用の制限にもかかわらずフランスからのトラフィックが継続していたことを受けたものだ。ポリマーケットは報道によればすでに33カ国以上で制限されており、より広範な規制当局による見直しも進行している中、このニュースは暗号資産に隣接する予測市場に対する監督強化を改めて示すもので、短期的には同セクターへの参加とセンチメントにとって逆風となる。
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フランスが暗号資産ベースの予測市場「Polymarket」へのアクセスを全国で遮断した。監督当局は、同サービスがフランス法上の無許可賭博に該当し、相場操縦やインサイダー取引といったリスクを利用者に及ぼしかねないと指摘している。Polymarketは年換算で10億ドル超の収益規模に達しているとされる。
フランス国立賭博庁(ANJ)は、国内のインターネットサービスプロバイダーに対し、Polymarketへのアクセス遮断を命令。フランスの賭博規制に完全に適合するまで、ブロック措置を継続するとした。加えて、フランスの利用者にライブのオッズ(賭け率)を表示する行為は、違法な賭博広告に当たる可能性があるとして警告。違反した場合、最大10万ユーロ(約11万4,000ドル)の罰金が科され得る。
当局がPolymarketの調査に乗り出したのは2024年末。米大統領選を巡って取引が急増したことがきっかけだった。その後、決済の禁止や、フランスの利用者を閲覧専用(view-only)に制限する措置が取られたものの、アクセスは伸び続けたという。ANJによると、6月だけでフランスのIPアドレスからのアクセスは578,751件に上り、全面遮断に踏み切る判断材料になった。
ANJは、予測市場では資金力のある参加者や内部関係者がオッズを動かし、結果に影響を与え得る点を問題視している。具体例として、フランスのトレーダー「Fredi9999」が米国の政治イベントを巡り数百万ドル規模の賭けでオッズを動かし、約5,000万ドルを得たとされる事案を挙げた。さらに、MeteoFranceに関するケースでは、気象データがハッキングされ、天候関連の予測市場で不公正な優位性を得るために悪用された疑いがあるという。
こうした事例は、フランスの賭博法の枠組みでは予測市場の規制が難しいことを示しており、より強い対応が必要だとANJは説明した。
Polymarketを巡る規制強化はフランスに限らない。現地の賭博ライセンスを欠くことを理由に、スペイン、ドイツ、イタリア、チェコ、ルーマニアを含む33カ国超で遮断、または厳しい制限が課されている。スペインは今年に入り、PolymarketとKalshiの両方を一時的にブロック。米国でも予測市場を対象とした新たなルール整備に向け、当局の検討が進んでいる。