イーサリアムの2026年Q2レポート:取引件数は過去最高2億390万件、月間アクティブユーザーは前期比30%減

AI マーケットサマリー
2026年第2四半期のEthereumの指標は、オンチェーンの状況がまちまちであることを示している。スループットは過去最高(2億0390万件のトランザクション、25.9 TPS)で、手数料(5,250万ドル)も増加した一方、月間アクティブユーザーは前四半期比で30%減少した。Ethereum上のトークン化資産は平均2,031億ドル(前年比+38.7%)となり、ステーブルコイン(1,768億ドル)と過去最高のトークン化米国財務省短期証券(T-bill)ファンド(75億ドル)が牽引した。しかし、TVLは前四半期比9.2%減少し、完全希薄化時価総額は14.8%低下した。
影響度
● 普通
影響を受ける資産
ETH/USDT-4.01%
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● ニュートラル
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Token Terminalのデータによると、イーサリアムは2026年4〜6月(Q2)にL1で2億390万件の取引を処理し、四半期として過去最高を更新した。平均処理速度は毎秒25.9件。一方、月間アクティブユーザーは平均920万人と、Q1から30%減少した。 取引件数は前期比1.7%増、前年同期比では68.4%増と拡大。手数料は5,250万ドルでQ1比31.6%増となったが、2025年Q2比では49.2%低い水準にとどまった。月別では4月が2,450万ドル、5月が1,670万ドル、6月が1,130万ドル。ETHのバーン収入は1,710万ドルへ倍増超となり、Q1比112.2%増。前年同期比では66%減で、Q2の手数料のおよそ3分の1を占めた。 トークン化資産の拡大も続いた。Q2のトークン化資産の時価総額は平均2,031億ドルで、前期比0.3%増、前年同期比38.7%増。内訳はステーブルコインが1,768億ドルと最大で、トークン化ファンドは208億ドル、トークン化コモディティは49億ドル、トークン化株式は6億1,460万ドルだった。主要5チェーンにおけるステーブルコイン価値のうち、イーサリアムのシェアは61.6%となった。 エコシステムのTVL(預かり資産)は平均2,872億ドルで前期比9.2%減。ステーブルコイン発行体が1,834億ドルと全体の63.8%を占めた。レンディングは441億ドル(前期比26.1%減)、リキッドステーキングは333億ドル(同26.2%減)。一方、リアルワールドアセット(RWA)発行体は165億ドルへ5%増加した。 米国短期国債(T-bill)を裏付けとするトークン化ファンドは平均75億ドルと四半期ベースで過去最高。直近3四半期は52億ドルを下回っていた。Franklin Templeton、Ondo Finance、BlackRockはいずれもトークン化ファンド残高が10億ドル超。J.P. Morgan Asset Managementは5月にJLTXXを立ち上げ、開始時に1億ドルを投入し、Q2末の時価総額は6億8,220万ドルに到達した。 一方で、イーサリアムの完全希薄化後時価総額(FDV)は平均2,472億ドルと前期比14.8%減。ステーキング比率は0.32倍まで上昇し過去最高となった。ETH保有アドレス数も3億1,210万と過去最高を更新し、Q1比6.6%増、前年同期比27.4%増となった。