イーサL2"Blast"が停止へ、撤退手続き難航で最大5,100万ドルが焦点
AI マーケットサマリー
EthereumのL2であるBlastは、持続可能な経済性の確立に失敗した後、サービスを終了している。TVLはピークの22.4億ドルから約3,200万ドルへと崩落し、ブリッジされた資産約5,100万ドルが出金遅延に直面している。ガバナンスおよびセキュリティ上の懸念として、コントラクトに対するマルチキー管理と、未完成の不正証明システムが指摘されている。BLASTトークンの急落は、L2の実現可能性、ブリッジリスク、利回りインセンティブ主導の資本フローに対する監視の再燃を浮き彫りにしている。
影響度
● 普通
影響を受ける資産
BLUR/USDT-2.32%
AI インサイト · BLUR/USDTAI インサイト
▼ 弱気
今すぐ取引
⚠️ AI によって生成されたインサイトはニュースコンテンツに基づくものであり、情報提供のみを目的としています。投資助言を構成するものではなく、BingX の見解を示すものでもありません。投資にはリスクが伴います。責任ある取引を心がけてください。
イーサリアム上で稼働するレイヤー2(L2)ネットワークのBlastが、チェーンを停止する。2024年6月時点で約22.4億ドルを預かっていたが、直近24時間のチェーン収益は110ドルにとどまっていた。
運営チームは10月2日、チェーンの維持コストが収益を上回り、実効性のある解決策が見当たらないと説明。預入資産に利回りを付与し、トークン報酬も掲げて利用者を集めてきたが、停止方針を受けてBLASTトークンは19%下落した。
創設者のTieshun Roquerre氏(オンライン名:Pacman)は、デジタルコレクティブルのマーケットプレイスBlurの開発者としても知られる。本人も投稿で別れを告げ、長期的に持続可能なチェーンにできなかったことへの失望を表明しつつ、ユーザーや開発者、協力チームへの謝意を述べた。
DeFiLlamaによると、BlastのTVL(預かり総額)は2024年のピークからほぼ99%減となる3,230万ドルまで縮小。BeInCryptoは、Blastが3月にマイナス収益を計上した時点で早期に負荷を指摘しており、Blastは投資家から2,000万ドルを調達していた。
利用者の退出(Exit)で最大の論点は、イーサリアムからブリッジされた資産の残高だ。L2の安全性評価サイトL2BEATによれば、Blastのコントラクトには約5,100万ドルが残っている。内訳の大半はLidoに預けられたステーキングETHで、約4,660万ドルに上る。
この構造のため、まず退出が滞りやすい。Blast側がLidoから資金を引き出す必要があり、完了までおよそ1週間かかるという。その後は出金待ち時間が7日から24時間に短縮される見込みだ。
通常のアプリ経由での手続きは10月26日まで可能で、それ以降はイーサリアム上のBlastコントラクトを直接操作する必要がある。L2BEATは、これらのコントラクトが5人のキーホルダーにより管理され、うち3人がそろえば即時に変更や出金停止が可能だとしている。
また、虚偽の状態更新を第三者が争えるはずの"fraud proof"(不正証明)機構は完全には機能しなかったとされ、L2BEATは"悪意ある提案者が無効な状態を確定させ、資金損失につながる可能性"があると設計上のリスクを指摘している。悪用があったとは主張していない。
Blastの停止は、2026年に相次ぐ終了事例の一つとなった。Liskのブロックチェーン停止や、ビットコインL2のBotanixなどに続く。立ち上げ当初は数週間で預入資産を集めたが、2年後のチェーン収益は日次110ドルまで落ち込んでいた。