ビットコイン強気相場、過熱感に一服の兆し=CryptoQuant

AI マーケットサマリー
CryptoQuantのデータは、ビットコインが構造的には強気(Bull Score Index 90、価格は365日移動平均線を上回る)である一方、モメンタムは冷えつつあることを示している。短期保有者の未実現利益の増加と、今年最大の単日実現利益は利益確定の拡大を示唆する一方で、現物および先物の需要指標は弱含んでいる。アルトコインの取引所流入の増加は、より広範なリスク削減シグナルを補強している。市場の焦点は、主要なオンチェーンのサポート水準近辺で供給を吸収するために需要が戻るかどうかに移りつつある。
影響度
● 普通
影響を受ける資産
BTC/USDT+1.03%
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● ニュートラル
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ビットコイン(BTC)は先週、365日移動平均線を上回って週足で引けたことで強気相場を維持している。一方、足元のオンチェーンデータからは勢いの鈍化が示唆される。CryptoQuantは最新のリサーチノートで、複数の指標が売り圧力の高まりと需要の弱さを示していると指摘した。 それでも、同社の「Bitcoin Bull Score Index」は90と高水準を維持しており、追跡する指標の多くは依然として強気の構造を支持している。BTCは直近で約87,400ドルと8カ月ぶり高値を付けた後、83,000ドル前半まで押し戻された。 ■利確売りの増加 懸念材料として挙げられるのが短期保有者(shortterm holders)の動きだ。未実現利益率が33%まで上昇しており、2024年12月以来の高水準となる。同社は、同程度の水準が過去に利確の前兆となってきたと説明する。 実際、利確は実現損益にも表れている。9月22日には保有者が約25,700 BTCの利益を確定させ、2026年で最大の単日実現利益を記録した。直近の上昇を受けて一部の保有者が売却に動いている可能性を補強する内容だ。 売りの兆候はBTC以外にも広がり、特にアルトコイン市場で目立つ。アルトコインの取引所流入(7日累計)は、約51,000人の入金者による76,000件の取引に達し、2025年10月17日以来の高水準となった。 需要面では現物・先物ともに弱含む。見かけの現物需要(apparent spot demand)は過去30日で約170,000 BTC減少。投機的な先物需要の増加ペースも鈍化し、9月14日時点の約164,000 BTCから直近では約16,000 BTCへと縮小した。 ■主要なサポート水準は維持 一方でBTCは、オンチェーン上の重要なサポート水準を依然として上回っている。CryptoQuantは、365日移動平均線が約80,000ドル、200日移動平均線が約71,000ドル付近にあるとした。加えて、traderrealized price(トレーダー実現価格)が約67,000ドルで、注視すべき水準だと指摘する。 同社によれば、これらの水準への下落は「持ち合い(consolidation)」を示す可能性がある。サポートが維持される限り、市場全体の反転を必ずしも意味しない。ただし、需要の弱さが続くなかで利確が増えれば、短期的により深い調整へ発展するリスクが高まるという。 CryptoQuantは、市場は依然強気基調にあるものの「疲労の兆し」が出ていると評価した。次の焦点は、買い需要が戻って売り圧力を吸収できるか、それともBTCが上記サポート水準へ近づくかに移る。 本記事はCryptoPotato掲載記事「Bitcoin Bull Market Shows Signs of Cooling: CryptoQuant」を再掲したもの。