暗号資産の時価総額、3兆ドル台を回復 ビットコインのFOMOは2024年以降で最高水準に
AI マーケットサマリー
暗号資産の時価総額が3兆ドルを回復し、3月以来最も強い週次のBTC+主要銘柄の取引量を伴っていることは、広範なリスクオンの衝動と参加の再活性化を示唆する。ビットコイン関連のFOMOとデリバティブの建玉($25.84B)の増加は、約$648Mのショート清算後にレバレッジが高まっていることを示しており、値動きを増幅し得る一方、勢いが失速した場合の清算リスクを高める。利回りの低下と原油価格の下落が、追い風となるマクロ要因として挙げられている。
影響度
● 高い
影響を受ける資産
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▲ 強気
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暗号資産(仮想通貨)市場は9月22日、9月の持ち直し基調を維持し、世界全体の時価総額が3兆ドルを上回った。売買代金の増加を伴う上昇となり、市場心理の過熱とデリバティブのレバレッジ拡大が同時に進んでいる。
CoinGeckoによると、世界の暗号資産時価総額は約3.02兆ドル。ビットコイン(BTC)はおおむね86,000ドル近辺で推移し、市場全体の約57%を占めた。
ブロックチェーン分析のSantimentは、BTCおよび主要アルトコイン(ETH、XRP、SOL、DOGE)の合算週間取引量が、3月の第1週以来の高水準に達したと指摘。出来高の急増は市場参加の再活性化を示し、ブレイクアウト狙いの売買やアルトコインへの資金ローテーション、レバレッジポジションの再構築が進んでいるという。
上昇局面ではショートスクイーズも追い風となり、BTCが85,000ドルに接近する過程で弱気ポジションの清算が約6.48億ドル発生した。マクロ面でも、原油価格の下落や米国債利回りの低下がリスク選好を支えたとされる。
Santimentの研究者は、BTCに関連したFOMO(取り残される恐怖)が2024年以降で最も高い水準に達したとも報告。BTCが87,000ドルに近づくにつれ、市場全体で強気の見方やコメントが増勢を強めた。
同社は、24時間で約6.48億ドルの弱気ポジションが清算されたことが価格上昇の一因になったとし、暗号資産全体の取引量は39%増加、強制的な買い戻しが上昇圧力を補強したと説明した。一方で、楽観が一方向に傾く局面では新規ポジションに慎重になるべきだとも警告。先週のように投資家心理が弱気だった局面と比べ、リスクリワードは見劣りするとしている。
デリバティブ市場では建玉(オープンインタレスト)も拡大。Sanbaseのデータでは、BTCの建玉は258.4億ドル、イーサリアム(ETH)は169.7億ドル、ソラナ(SOL)は29.7億ドル。直近の上昇局面では市場全体の建玉が7.6%増加し、大規模なショート清算の後にレバレッジが積み上がった。
ETHは建玉が火曜に170億ドルを上回り、1月以来の水準に達した。Santimentは、建玉の増加自体は相場の方向性を示すものではないとした上で、価格上昇と同時に進む局面は参加者増とレバレッジ拡大を示唆すると整理。現物の買いが強ければ一段の勢いを支える可能性がある一方、価格が伸び悩む中でレバレッジだけが積み上がれば、清算リスクが高まり得るとして注意を促した。
本記事は情報提供のみを目的としており、金融・投資助言ではない。暗号資産デリバティブはレバレッジを伴い、大きな損失につながる可能性がある。