ステーブルコイン需要拡大、Circleがソラナで1週間にUSDCを35億ドル発行
AI マーケットサマリー
CircleがSolana上で1週間に約35億ドル相当のUSDCを発行し、その中には単発で10億ドルの発行も含まれることは、オンチェーンでのドル需要が急増し、機関投資家の資金フローが流入している可能性を示している。2026年のSolanaにおけるUSDC総発行額はすでに640億ドルを上回っており、ステーブルコインの流動性と決済スループットが強化されているようだ。BNY Mellonによるミント/バーン統合は、SolanaとEthereumにまたがるUSDCの機関投資家向けインフラを強化し、Solanaの大口決済およびDeFiにおけるポジショニングをさらに確固たるものにしている。
影響度
● 高い
影響を受ける資産
SOL/USDT-0.83%
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▲ 強気
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Circleは先週、ソラナ上で約35億ドル相当のUSDCを新規発行した。6月16日には1回の取引で10億ドル分がミントされている。
オンチェーンデータによれば、2026年に入ってからのソラナにおけるUSDCの累計発行額(グロス)はすでに640億ドルを突破。7月に入ったばかりの段階で高水準に達している。
需要の背景には、USDCがDeFi取引、国際送金、機関投資家の決済など幅広い用途で使われている点がある。ソラナは手数料の安さと高い処理能力を武器に、ステーブルコインで求められる高速な取引と相性が良い。
USDCは、顧客が預け入れる1ドル(または同等の準備資産)に対応して発行される。1週間で35億ドル分がミントされたことは、それだけの新規資金需要が流入したことを示す。とりわけ6月16日の10億ドル単発ミントは、DEXでの個人売買というより、機関・企業レベルの利用を示唆する規模とみられる。
機関投資家向けの整備も進む。Circleは、世界有数の資産管理銀行であるBNY Mellon(バンク・オブ・ニューヨーク・メロン)と連携し、ミント/バーンの運用体制を強化した。この枠組みはソラナとイーサリアムの双方をカバーし、機関投資家がUSDCを大規模に扱う際の馴染みある保管・管理環境を提供する。
なお、Circleは今回の個別ミント事象について公表コメントを出していない。本件の数値は、ブロックチェーン取引をリアルタイムで追跡するオンチェーン分析プラットフォームに基づく。
投資家目線では、2026年だけで640億ドルのグロス発行が積み上がっていることから、ソラナは大量処理型のステーブルコイン運用基盤として存在感を強めたといえる。SOL保有者にとっては、USDCの流動性増加が取引手数料収入、DeFiの活動量、開発者の参入動機の拡大につながり得る。
ステーブルコインの流通量は、短期で消えやすい投機的なトークン売買と比べ、ブロックチェーン上の実需を測る指標になりやすい。世界全体のシェアでは依然としてTetherのUSDTが最大だが、Circleの規制重視の姿勢と機関向け提携を追い風に、ソラナ上でのUSDC拡大は独自の成長路線を描きつつある。