Circle、機関投資家向けにビットコイン担保のUSDCローンをCircle Mintで提供開始

AI マーケットサマリー
CircleはCircle Mint上で"デジタル資産担保借入"を開始し、対象となる機関がBTCを担保として差し入れ、Circle National Trustを通じて1:1で裏付けられたcirBTCを発行し、統合されたDeFi市場(当初はMorpho)を通じてEthereumおよびArc上でUSDCを借り入れられるようにした。このプロダクトは、現物BTCの売却を回避しつつ、機関投資家のBTC資本効率とUSDCの貸付活動を高め得る一方で、成果はサードパーティのプロトコルリスク、過剰担保、ならびに管轄区域の制限(ニューヨーク州は除外)に左右される。
影響度
● 普通
影響を受ける資産
BTC/USDT+5.00%
AI インサイト · BTC/USDTAI インサイト
▲ 強気
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Circleは、機関向けプラットフォーム「Circle Mint」でビットコイン担保のUSDC借入サービス「Digital AssetBacked Borrowing(DABB)」を開始した。対象は認証済みのCircle Mint機関顧客で、ArcおよびEthereumネットワーク上で利用できる。ニューヨーク州の顧客は利用対象外。 DABBでは、借り手がBTCを預け入れて「cirBTC(Circle Wrapped Bitcoin)」をミントし、これを担保としてDeFiの貸借市場でUSDCを借り入れる。cirBTCはCircle National Trustが受託者基準のもとでカストディし、同社の技術資料に記載の通り1:1で裏付けられる。取引はユーザーが管理するノンカストディ型のスマートウォレットから実行され、発生したUSDCはCircle Mintの法人アカウント残高へ直接反映される。 対応する最初の分散型プロトコルはMorpho。借入金利、証拠金要件、清算水準は、利用する分散型プロトコルのスマートコントラクトにより決まり、Circleが設定するものではないとしている。 cirBTCと本クレジット機能は、Ethereumメインネットに加え、Circleが2026年9月に立ち上げた機関決済向けレイヤー1「Arc」でも同時展開される。ArcではUSDCがガス代の支払いトークンとして機能し、同社は大口資金を動かすトレーディングデスクや企業財務部門の取引コスト低減につながると説明している。 企業の財務運用で多い「BTCを売却せずにドル流動性を確保したい」という需要を意識した設計だ。業界関係者によれば、資産売却に伴う即時の課税イベントを回避しつつ、長期的なビットコインのエクスポージャーを維持する狙いがある。ポジションは厳格な過剰担保を前提とし、借入残高のUSDCを返済すれば、いつでも担保のcirBTCを解放してBTCとして償還できる。 規制対応としてはCircle Technology Services LLCを通じて提供され、地理的制限を厳格に適用。プラットフォームの法的条件に基づき、ニューヨーク州居住の顧客は除外される。次の開発段階ではAaveの流動性市場との統合を予定しており、今後数四半期で複数の対応ネットワークにわたる担保借入の選択肢拡大を見込む。