BitMEX、8月26日から"減少のみ"へ移行 段階的停止プロセス開始
AI マーケットサマリー
BitMEXは8月26日にリデュース・オンリー・モードに移行し、新規ポジションのオープンを禁止するとともに、9月23日の停止に先立ち強制クローズが発生する可能性を認める。これによりレガシーなデリバティブ取引所が一つ市場から退出し、未決済のパーペチュアル(perp)エクスポージャーを抱えるトレーダーには、取引所が清算のタイミングに介入し得るため、執行リスクとベーシスリスクが持ち込まれる。この縮小プロセスはまた、API出金の無効化が後になることや、閉鎖後の出金手段が限定されることにより、オペレーション上の柔軟性も低下させる。
影響度
● 普通
影響を受ける資産
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▼ 弱気
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BitMEXは閉鎖に向けた移行措置として、8月26日04:00(UTC)から取引を"Reduce-Only(建玉縮小のみ)"モードに切り替える。以降、トレーダーは新規建玉を作れず、既存ポジションの整理局面では取引所側がポジションをクローズする可能性がある。
今回の閉鎖は、BitMEXの所有・運営会社HDR Global Trading Limitedの取締役会による戦略レビューの結果として決定された。BitMEXは、資金繰り悪化やハッキング、差し迫った規制当局の圧力が直接の理由ではないとしている。
公表済みのスケジュールと運用FAQによれば、8月26日の切り替え後も既存エクスポージャーの削減は可能。ただし、同日以降、最終停止日の9月23日までの間、秩序ある縮小を目的に取引所がポジションを強制決済する場合がある。BitMEXは、この期間にユーザーが任意にクローズできないことで生じた取引損失について責任を負わない。
8月26日を過ぎてもポジション自体は残り得る一方、追加で建玉を積み増すことはできない。さらに、強制決済が実施される可能性があるため、同日が意味するのは"全建玉が消える時点"ではなく、約定タイミングに対するユーザーのコントロールが段階的に失われ始める節目となる。
■停止当日の扱い
9月23日04:00(UTC)に、BitMEXは残存する全ポジションを即時に強制決済し、取引所としての売買を終了する。決済には該当する清算価格または契約インデックスを用い、決済後の資金は各ユーザーのウォレット残高に反映される。
■取引停止後のアカウント利用と手数料
取引終了後もアカウントへの限定的なアクセスは維持され、ウォレット残高や取引履歴の閲覧、出金ページの利用は可能となる。一方、取引画面や終了済みの取引所サービスは利用できない。
9月23日以降、本人確認が完了したアカウントで残高が残っている場合、BitMEXは月次で年率1%相当、または50ドルのいずれか大きい方のアカウント手数料を課す。残高が出金されるまで適用され、将来的に増額される可能性がある。手数料は残存残高からのみ差し引かれ、残高をマイナスにしたり追加の支払い義務を発生させたりすることはない。残高が最低出金額を下回る場合、手数料によって残高がゼロまで減少し得る。
■9月28日からAPI出金を停止
追加の運用変更として、9月28日04:00(UTC)にAPI経由の出金(機関投資家向け連携を含む)が無効化される。以後、出金はBitMEXのウェブサイトから手動で行う必要がある。この変更により、FireblocksやCopperなどの連携を含むAPI出金サポートが終了する。
また、以後の出金においてUSDT、USDC、ETHはEthereumネットワーク上でのみサポートされる。