ビットコイン相場見通し:ETF資金流入でBTCは9万ドルに届くか
AI マーケットサマリー
ビットコインの8万7,000ドル超えの上昇は機関投資家主導と位置づけられており、米国の現物ETFへの資金流入が急反発(1日で約9億9,900万ドル)したことと、企業による継続的な買い増しが原動力となっている。これは短期的なリスク選好を改善し、8万8,000〜9万0,000ドルのレジスタンス帯の重要性を改めて強調する。ただし、先物の建玉の増加とショート清算の力学が、追加的な現物需要の伸びが鈍化した場合の脆弱性を高める。
影響度
● 高い
影響を受ける資産
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ビットコイン(BTC)は直近の上昇局面で一時8万7,000ドルを上回った後、足元では8万5,000ドル台半ばまで伸び悩んでいる。背景には機関投資家需要の強まりに加え、米国の現物ビットコインETFの資金フローが急速に改善したことがある。市場では次の主要な上値メドとして8万8,000"~"2万9,000ドルを意識する見方が広がる一方、下値では8万2,000ドル近辺で支えが形成されつつある。急ピッチの上昇後も新規需要が追随できるかが焦点となる。
■ ETF需要が回復
最大の追い風は現物ビットコインETFだ。9月21日、米国の関連ファンドには約9億9,900万ドルの純流入が入り、直近数カ月で最も強い部類の資金流入となった。ブラックロックのIBITは3億8,140万ドル、ARK 21Sharesは2億8,910万ドル、フィデリティのFBTCは2億3,880万ドルの流入を記録。ETFへの資金流入が再びプラス基調に戻ったことが、BTCを7万6,000ドル割れの水準から押し上げた。
企業による買いも継続している。Strategyは最近、BTCを950枚追加し、保有量は84万6,000ビットコインに達した。
■ 9万ドルが次の試金石
テクニカル面でも地合いは大きく改善した。まずは8万2,000"~"2万3,000ドルの戻り売りが出やすい水準を上抜ける必要があったが、すでにブレイクは実現。次の上値抵抗は8万8,000"~"2万9,000ドルに位置し、売り圧力が強まりやすい節目として8万9,500ドル前後を挙げるアナリストもいる。
■ 上昇を阻むリスク
短期的な最大リスクはレバレッジの膨張だ。先物の建玉(オープンインタレスト)は約20億ドル増加し、上抜け局面では数億ドル規模のショート清算も発生した。上昇を加速させる一方で、現物買いが鈍れば下振れに弱くなる構図でもある。
それでも全体の環境は、BTCが8万ドルを下回って推移し、9万ドル回復が現実味を欠くとみられていた今月初旬に比べれば強い。