ビットコイン現物ETF、3日連続で資金流入 純流入は計5.1億ドル
AI マーケットサマリー
ビットコインの現物ETFは3日連続のセッションで純流入が約5.10億ドルとなり、5月上旬の流出開始以来で最も強い短期的な改善を記録した。これは、BTCへの配分再開に向けたシフトと、償還圧力の低下の可能性を示唆している。クジラの売りも報じられているところでは和らいでおり、短期的な流動性環境を下支えしている。しかし、マクロ要因—米国のインフレ、FRBの金利経路、中東リスク—は、より広範なリスク資産の追随を阻む主要な制約要因であり続けている。
影響度
● 中
影響を受ける資産
BTC/USDT+0.53%
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▲ 強気
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暗号資産データサイトCoinMarketCapによると、ビットコイン現物ETFに資金が戻り始めている。大規模な資金流出が続いた後、直近3営業日は連続して純流入となり、合計で約5.1億ドルを集めた。
Decryptは、21Sharesのリサーチ責任者ジェームズ・バターフィル氏の話として、ビットコインETFの資金フローは先週金曜日以降に大きく改善したと報じた。5月上旬に大規模な流出が始まって以来、短期では最も強い純流入局面だという。同氏は市場心理が変化しつつあるとの見方を示し、これまで約80億ドル規模に達した"過去最大の連続流出"が一服し、最も激しい解約局面はピークアウトした可能性があると指摘した。
ビットコイン価格は水曜日に6万2,000ドル近辺で推移し、週間では約4%上昇した。CoinGeckoのデータでは、今月序盤に5万8,000ドルまで下落しており、昨年10月の高値以降の調整が続いている。足元の水準は約6万2,000ドル、今月の安値は約5万8,000ドルとなっている。
一方、ETF投資家の多くは含み損を抱えたままだ。Glassnodeによれば、これら商品の平均取得コストは約8万3,800ドルとされ、現在の価格水準を大きく上回る。
バターフィル氏は、少なくとも1,000BTCを保有する大口が昨年の価格ピーク以降、合計で400億ドル超相当のビットコインを売却してきたとも述べた。この売り圧力が相場の重しとなってきたが、足元では弱まりつつあるという。ただし、流動性の改善が直ちにレンジ相場の上放れを意味するわけではないとも強調した。米国のインフレ動向、FRBの利下げ・金利見通し、中東情勢に伴うマクロ圧力が、引き続きリスク資産の値動きを左右し得るとしている。