VS Code向けClaude拡張機能「2.1.313」に悪意あるコード、バックドアを確認

CoinDeskの報道によると、Visual Studio Code(VS Code)でClaude AIを利用する開発者が深刻なセキュリティ脅威にさらされた可能性がある。サイバーセキュリティ研究グループのOpenSourceMalwareは10月30日、VS Code向け「Claude Code」拡張機能のバージョン2.1.313に隠しバックドアが含まれ、攻撃者が感染端末へ遠隔アクセスできると発表した。問題の版は、開発者がコーディング環境向けツールを入手するOpen VSX拡張機能レジストリで確認された。 この拡張機能は正規のClaude Codeと外見・動作が同一とされ、脅威の検知が特に難しい。読み込み時に自動実行される追加の悪意あるコードが確認された。起動後、バックドアは攻撃者が管理するサーバーへの遠隔接続を試み、端末へのアクセス権を与え得る。再起動後も稼働を続ける設計で、VS Codeを閉じるだけ、またはClaudeの利用をやめるだけでは脅威は排除できない。 暗号資産開発者への直接的な標的型攻撃ではないものの、ブロックチェーン案件の開発者はリスクに直面し得る。端末には秘密鍵、ウォレットの認証情報、取引所APIキー、暗号基盤へのアクセス権など機密情報が含まれる可能性がある。遠隔アクセスを許せば、これらが窃取され、ウォレットやプロジェクトの侵害に悪用され得る。 Anthropicの公式拡張機能が侵害されたかは確認されていない。研究者はOpen VSXで分析した版に悪意あるコードを確認したが、コードの挿入経路は特定できていない。今回の調査結果は、AnthropicのVS Code Marketplace公式版や広範な配布システムが侵害されたことを証明するものではない。Open VSX経由で2.1.313を導入した開発者は、システムが侵害された可能性を考慮し、直ちに調査を開始すべきだ。バックドアは独立して残存する設計のため、拡張機能を削除するだけでは十分でない可能性がある。